妊婦が眠い理由は?仕事中の睡魔(眠気)や頭痛の対策は?血圧が低い
妊娠した女性は猛烈に眠たくなることが多くなります。つらそうに見えないのに結構つらいのが眠気。
今回は、妊婦が眠い理由をまとめました。また、仕事中にできる睡魔(眠気)や頭痛の対策も紹介します。
妊婦が眠り理由は?
妊婦が眠くなる理由はいったい何なんでしょうか?
それは、脳とホルモンのはたらきが主な理由だと言われています。
・子孫を残すために受精できたので、外を動き回って男性に出会う必要がない。
・出産は体力が必要で、エネルギーを無駄に使いたくない。
・事故にあったり、怪我をしたりなどの危険をできるだけ避けるため、じっとしていたい。
といったように脳が判断して、指令を送っているのです。
そして、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンのはたらきも妊婦の眠気に関係しています。
エストロゲン:妊娠の準備をするホルモン
プロゲステロン:妊娠を成功させてその状態を維持させるホルモン
排卵の後は、プロゲステロンが増えます。
実はこのプロゲステロンには「睡眠を促す」はたらきがあるのです。
ちなみに、この時期は月経の一週間前になります。
妊娠3ヶ月までは、プロゲステロンがたくさん分泌されます。
ですから、昼間から強い眠気に襲われることになります。
そして、妊娠6ヶ月頃になるとプロゲステロンが減り始めます。
妊娠9ヶ月ではプロゲステロンは減り、代わりにエストロゲンが増えるのです。
したがって、出産前は眠気を感じなくなります。
逆に寝つきが悪くなったり、ぐっすり眠ることができなくなってきます。
仕事中の睡魔(眠気)や頭痛の対策は?
眠気の一番の対処法は、短時間でも眠ることです。
妊婦の中にはフルタイム勤務をしている方もいます。また、帰宅後に家事や上の子の育児などをしている方も多いです。
なかなか時間を取ることが難しいかもしれませんが、昼休み時間に横になって休んだり、わずかな時間を見つけて休息を取るようにすることも大切です。
休息する時は、ソファーでテレビを見ながら休息するのではなくて、ベッドや布団で体を横にして、しっかりと睡眠を確保しましょう。
家事に関しては宅配などを使って、家事は最小限にすることも考えたいです。
なかなか眠る時間を取れない方の対策としては、
・軽く体を動かす
・冷たいものを飲む(飲みすぎ注意)
・ガムをかむ
も眠気解消に効果的です。
頭痛の対策は基本的に眠気対策と同様で、休息が一番です。
その他の頭痛対策としては、
・大きく深呼吸(脳に酸素を)
・照明を変える(刺激の少ないものに)
・芳香剤を変える(妊婦は香り・においに敏感になっています)
ここまでいろんな対策を書きましたが、一番の対策は少しの時間でも休息を取ること、眠ることです。
ちょっとした心がけがお腹の赤ちゃんからするとありがたいことなのです。
睡眠や休息は母体にとっても、お腹の赤ちゃんにとっても一番必要な栄養と言っても過言ではありません。
血圧が低い
最後に血圧に関してですが、まず血圧が低いことによって、深刻な問題が発生する可能性は低いです。
しかし、妊娠中に血圧が低い状態になった時に注意したいのは、立ちくらみで倒れてしまうことです。
突然立ち上がると脳貧血を起こしやすくなっていまうので、動作をゆっくり目にするように心がけるようにしましょう。
ここまで眠気と頭痛に関して書いてきましたが、赤ちゃんからのメッセージだと受け取るとわかりやすいです。
「もっとゆっくりと休んでね」
「運動もしてね」
「栄養をしっかり取ってね」
といったような。
妊婦の方は、無理せず、休息をとって、元気な赤ちゃんを産めるように準備していきましょう。
周りの方は、妊婦の方が休めるように意識していきましょう。
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