ひな祭りの歌(うれしいひなまつり)の替え歌は?五人囃子が爆弾で?
ひな祭りの歌と言えば「うれしいひなまつり」が有名ですが、原曲と共にたくさんの替え歌があります。
子どもの頃に歌っていた方も多いのではないでしょうか?
今回は「うれしいひなまつり」の替え歌に関して紹介していきたいと思います。
なんと、メキシコにも「うれしいひなまつり」の替え歌があるようです!
ひな祭りの歌「うれしいひなまつり」の作詞作曲は?
「あかりをつけましょ ぼんぼりに」の歌詞で始まる「うれしいひなまつり」は、昭和10年(1935年)に、サトウハチローさんが作詞をしました。
以下が「うれしいひなまつり」の音源です。
自分の娘にひな人形のセットを購入したのをきっかけに作られたと言われています。
作曲は河村光陽さんで、翌年レコード発売されました。
楽しいひな祭りを歌っているのに、曲調は少し哀しげになっているところがこの曲の魅力でもあります。
この哀しい曲調には、歌詞の中の、三人官女に姉を連想する場面が背景にあるとも言われています。
「お嫁にいらしたねえさまに よく似た官女の白い顔」という歌詞は、サトウハチローさんの実姉を歌っており、姉は嫁ぎ先が決まっていたのに結核で亡くなってしまい、お嫁に行けなかったそうです。
サトウハチローさんにとって、詩の道へ導いてくれた大切な姉の哀しい最期が、この歌には込められているのかもしれません。
ひな祭りの歌「うれしいひなまつり」の替え歌は?五人囃子が爆弾で?
「うれしいひなまつり」は、誰もが知っている童謡ですが、これだけ有名になると、替え歌も全国的にさまざまなバージョンがあるようです。
広く知られている定番の替え歌はこちら。
灯りをつけたら消えちゃった
お花をあげたら枯れちゃった
五人囃子が死んじゃった
今日は悲しいお葬式
これをベースにほかにもさまざまな替え歌があります。
前半は、
「灯りをつけたら停電だ」
「灯りをつけましょ爆弾に」
などもありますし、
後半は、
五人囃子が「五人ギャング」になったり、
「家出した」「吹っ飛んだ」などもあるようです。
ネットで調べた感じでは「五人囃子が爆弾で吹っ飛んだ」という内容の替え歌が多いようです。
いずれにしても、元の歌詞とはかけ離れた、面白いけど少々残酷な内容が多いです^^;
「うれしいひなまつり」の替え歌はメキシコ歌謡にも?!
替え歌が国民的なヒットになったケースもあります。
メキシコの歌に「悲しきみなしご」という歌がありますが、これは「うれしいひなまつり」のメロディーを借りて作られました。
1960年代に、メキシコの歌手、ロス・パンチョスが「うれしいひなまつり」をカバーして発表し、ヒットしたものです。
今でもクリスマスの歌として知られているので、メキシコでは「うれしいひなまつり」のメロディーを聴くと、ロス・パンチョスの「悲しきみなしご」を思い出す人が多いそうですよ。
歌詞は、自分たちの身の上を思っていつも泣いている親のない哀れな子どもたちがクリスマスを喜んでいるという内容で、歌の物哀しい旋律を生かした歌詞になっています。
元はスペイン語ですが、日本人にとっては珍しい歌なので、訳詞をお借りして載せておきます。
悲しきみなしご
親のない哀れな孤児(みなしご)たちが
よるべない身の上をかこちさめざめと泣く
行く先も知らない哀れな孤児たち
嬉しいのはクリスマスだけ
恵んでもらった小さなおもちゃ
天使のような顔がほころぶ
ひとりぼっちの悲しい顔
父ちゃんも母ちゃんもいないから
以下がロス・パンチョスの「悲しきみなしご」の音源です。
以上、今回はひな祭りの歌「うれしいひなまつり」の替え歌に関して紹介しました。
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