洗濯機の黒いカスの原因と対処|メーカー公式の案内を整理

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洗濯物に黒いカスのような汚れが付くとき、パナソニックの公式Q&Aは、洗濯物に茶褐色・黒い汚れが付いたり洗濯機から臭いがする場合は、黒カビが発生している可能性があるとしています。対処として、パナソニックと日立は、洗濯槽クリーナーなどを使う「槽洗浄」コースでのお手入れを案内しています。オキシクリーンについては、メーカーごとの記述が異なるため、公式ページの書き方をそのまま紹介します(2026年10月23日確認)。

この記事で扱うのは、パナソニック、日立、シャープ、オキシクリーン日本公式サイト(株式会社グラフィコ)のページに書かれていることだけです。

黒いカスの原因:公式ページの説明

▶ 動画で確認:黒いカスが付く原因を動画で確認

洗濯機そうじを手がける事業者が、洗濯物に付く黒いカスの正体と、黒カビが発生する原因を約8分で解説する動画です。公式ページの説明を読んだあとに、原因のイメージをつかむ補足として置きます。

出典:おそうじダイアリー「洗濯物に黒いカスが付く!!洗濯機に黒カビが発生する原因とは…!?」(YouTube・約8分)

パナソニック

パナソニックのQ&Aには、洗濯槽に洗剤の溶け残りや衣類などの汚れが付着すると、カビの栄養分となるため黒カビが発生すると書かれています。黒カビが発生すると、洗濯物に茶褐色・黒い汚れが付いたり、洗濯機から臭いがする原因になるとされています。

日立

日立のQ&Aには、洗濯槽内のカビは、洗濯後に残った水分による湿気と、洗剤かす、衣類からの皮脂汚れなどを栄養源として発生すると書かれています。黒カビが発生してしまうと、洗濯槽や洗濯物の汚れやにおいの原因になるとされています。

シャープ

シャープの全自動洗濯機の「槽のお手入れ」のページには、槽洗浄の後に槽内に汚れ(黒いもの)が出てきた場合の対応が書かれています。また、槽洗浄用のクリーナーを使って槽洗浄を行っても、カビを完全に除去することはできないとも書かれています。

黒いカスが出るときの対処:メーカー別

メーカー 公式ページの案内
パナソニック 洗濯物に茶褐色・黒い汚れが付く、臭いがするときは、同社専用の洗濯槽クリーナー(別売品)を使った「槽洗浄」コースでのお手入れを案内しています。クリーナーは高濃度塩素成分で洗濯機の槽についた黒カビを分解するとされています。市販の洗濯槽クリーナーは使用可能ですが、必ず容器の記載に従うこと、当社としては効果を保証いたしかねることが書かれています。
日立(タテ型) 洗濯槽や洗濯物に汚れが付着したときや、においが気になるときは、洗濯槽クリーナーなどを使って掃除するよう案内しています。11時間コースは、洗濯槽や洗濯物に汚れが付着したときやにおいが気になるときに使うコースで、1回の槽洗浄で汚れが落としきれなかった場合は、何度か槽洗浄を繰り返すよう書かれています。すでに黒カビが発生している場合は、すぐに槽洗浄を実施するよう書かれています(黒カビの予防のQ&Aより)。
シャープ(槽洗浄コースがない穴なし槽の全自動洗濯機) 槽洗浄後に槽内に汚れ(黒いもの)が出てきた場合は、繰り返し「すすぎ」や再度「槽洗浄」を行うよう書かれています。それでも改善しないときは、洗濯槽のクリーニング(分解洗浄)が必要とされています。

洗濯槽クリーナーで使えるもの(メーカーの記述)

  • パナソニック:同社の洗濯槽クリーナー(別売品。液体タイプはN-W2、N-W1A、粉末タイプはN-W3J)。浄化槽がある場合は、ハイポ(塩素中和剤)を入れて中和するよう書かれています。
  • 日立(タテ型):洗濯槽用塩素系漂白剤、衣類用塩素系漂白剤(例:ハイターなど)、防食剤配合塩素系漂白剤。11時間コースでしっかり洗浄したいときは防食剤配合塩素系漂白剤を使うよう書かれています。使用量の表示がない場合は500mLが目安です。
  • シャープ(「槽洗浄」についてのQ&A・全自動洗濯機/タテ型洗濯乾燥機):洗濯槽クリーナーは市販のものも使えますが、衣類への汚れ移りやカビ臭が気になる場合は別売品(ES-C)をおすすめします、と書かれています。同じ箇所に、洗濯槽クリーナー以外の洗剤は使用しないでください、とも書かれています。

黒カビを予防するための公式の案内

日立のQ&Aでは、予防・抑制の方法として次の4つが挙げられています。

  • 洗濯槽を乾かす(ふたや内ふた、ドアを開放して乾かす。「槽乾燥」機能がある機種は、洗濯運転終了後に毎回行うことをすすめています)
  • 洗剤・柔軟剤を入れすぎない(溶け残った洗剤でカビが繁殖する要因になるとされています)
  • 「自動おそうじ」を設定する(搭載機種のみ)
  • 定期的に槽洗浄をする(「自動おそうじ」を設定している場合は3〜4か月に1回、設定していない場合や搭載されていない機種は1〜2か月に1回が目安)

パナソニックのQ&Aでは、黒カビを予防するために、月に1回程度、衣類用塩素系漂白剤や次亜錠剤を使った「槽洗浄」コースでお手入れをするよう書かれています。

オキシクリーンについて公式ページに書かれていること

オキシクリーン日本公式サイト

オキシクリーン日本公式サイトの「洗濯槽の汚れ」の使い方ページには、ご使用前に洗濯機の取扱説明書を確認するよう書かれています。また、ステンレス槽の長時間にわたる漬けおきは変色する可能性があるとされています。手順として、縦型洗濯機ではお湯(40〜60度)を高水位まで入れてからオキシクリーンを入れ、5分ほど回して最大6時間放置し、浮いてきた汚れをすくい取って排水し、通常の洗濯コースを1回行うと書かれています。ドラム式洗濯機では、40℃〜60℃のお湯とオキシクリーンを混ぜた溶液を洗濯槽に入れ、通常の洗濯コースを1回行うと書かれています。分量は、お湯4Lに対して約28gが基本です。

同サイトの「オキシクリーン 洗濯槽クリーナー 粉末タイプ」は、酸素系漂白剤で、ドラム式、縦型どちらにも使えると紹介されています。使い方は、洗濯槽を空にして本品を1袋分入れ、洗濯槽洗浄コースを選んで洗浄を始めるというもので、「本品以外の洗剤は入れないでください」と書かれています。

▶ 動画で確認:オキシクリーン公式の基本の使い方

オキシクリーンの公式チャンネルが、製品の基本的な使い方を紹介する約3分の動画です。洗濯槽の手順そのものではないため、公式サイトの案内を読む前に、製品本来の使い方を確かめる補足として置きます。

出典:オキシクリーン「オキシクリーン基本の「基」オキシ足し」(YouTube・約3分)

洗濯機メーカーの記述

洗濯機メーカーの槽洗浄に関する案内に書かれている内容は、メーカーごとに範囲が異なります。パナソニックは「台所用」の塩素系・酸素系漂白剤を使わないよう書いており、酸素系の漂白剤全般についての記述ではありません。日立とシャープは、酸素系の漂白剤やクリーナーを使わないよう書いています。

  • パナソニック:槽洗浄で「台所用の塩素系漂白剤や酸素系漂白剤は使わないでください」。泡立ちが多すぎるため、途中で排水され、十分な効果が得られない場合があり、タテ型洗濯機は泡があふれたり、槽内に泡が残ることがあるとされています。
  • 日立(タテ型):酸素系漂白剤を「使用できないもの」として挙げ、泡が多量に発生し、機器の故障や水漏れの原因になるので使用しないよう書かれています。日立のドラム式(BD-SX130K)のご使用ガイドには、酸素系洗浄槽クリーナーは使用しないこと(ドラム内に汚れが残る原因)、酸素系漂白剤は使用しないこと(泡が多量に発生し、機器の故障や水漏れの原因になる)と書かれています。
  • シャープ(ドラム式のQ&A):槽洗浄で洗濯槽クリーナーは当社別売品(ES-CD:塩素系)または市販の塩素系洗濯槽クリーナーを使うよう書かれており、酸素系は泡が大量に発生し、故障の原因になるとされています。

オキシクリーンの公式ページが案内する使い方と、日立・シャープが槽洗浄で酸素系漂白剤を使わないよう書いている内容は、このように記述が分かれています。オキシクリーンの公式ページには、ご使用前に洗濯機の取扱説明書を確認するよう書かれています。

参考にした資料

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