破れたお札は、日本銀行の本店または支店で、残っている面積に応じて新しいお札に引き換えられます。表と裏の両面があり、券面の3分の2以上が残っていれば額面の全額、5分の2以上3分の2未満なら半額で、5分の2未満だと引き換えられません。一方、今回確認した日本銀行・財務省のページには、コンビニの店頭やセルフレジで破れたお札が使えるかどうかは書かれていませんでした(2026年10月23日確認)。
コンビニやセルフレジで使えるかは公式に書かれているか
今回開いた日本銀行と財務省の公式ページは、いずれも「損傷したお札をどこで、どの基準で引き換えるか」を説明するものです。コンビニの店頭やセルフレジが破れたお札を受け付けるかどうかについては、これらのページには記載がありません。
そのため、この記事では「コンビニで使えるか」「セルフレジで使えるか」の答えは、公式には書かれていないものとして扱います。確認できた範囲は、次の引き換えの基準と手続きです。
破れたお札の引き換え基準
財務省のよくある質問では、誤って紙幣を破ってしまった時や、汚損、損傷などの理由により使用することが困難となった紙幣は、日本銀行の本支店で新しい紙幣と交換できるとされています。基準は日本銀行法施行規則第8条によるものと書かれています。
日本銀行の「日本銀行が行う損傷現金の引換えについて」では、表裏の両面が具備されている銀行券を対象に、次の基準で引き換えるとされています。基準を満たさないものは失効となります。
| 券面の残り | 引き換え |
|---|---|
| 3分の2以上が残存 | 額面価格の全額 |
| 5分の2以上3分の2未満が残存 | 額面価格の半額(半額に一円未満の端数があれば切り捨て) |
| 5分の2未満 | 引き換えられない(基準を満たさず失効) |
お札が2枚以上の紙片に分かれている場合は、各紙片が同一の銀行券の紙片であると認められるときに限り、各紙片の面積を合計した面積を残存面積として基準が適用されます。
持ち込み先と手続き
引き換えの窓口
- 引き換えは日本銀行の本支店で受け付けています。日本銀行の電算センター、発券センター、国内事務所、海外駐在員事務所では取り扱っていません。
- 引き換えの依頼は、郵送では受け付けていません。
- 受付は日本銀行の営業日の午前9時から午後3時までです。
- スムーズな対応のため、日本銀行ホームページや電話などで、来店する本支店に事前の予約をお願いしています。
- 手数料はかかりません。
- 日本銀行は両替業務は行っていません。両替を希望する場合は、お近くの金融機関に相談するよう書かれています。
持ち込む前の整理
- 破れた銀行券は、表裏両面の確認ができる状態で、紙テープなど粘着性の弱いテープでできる限り各片を貼り合わせて持ち込みます。
- 貼り合わせの際は、記番号の確認、模様の突合、色合いの確認などを行い、異なる銀行券の紙片を貼り合わせないよう注意します。
- シュレッダーなどで細かく裁断されたものは、そのままでは同一の銀行券の紙片であると認めるのが困難なため、必ず各片を貼り合わせて持ち込むよう書かれています。
- 貼り合わせられなかった紙片があれば、鑑定の参考にするため、すべて持ち込むよう書かれています。
- 濡れた銀行券は、できる限り1枚ずつの状態で乾燥させます。付着物はできる限り取り除きます。
当日の引き換えについて
日本銀行は、引き換えの可否を法令等に定める基準に照らして判断するため、相応の時間がかかるとしています。数量や損傷の度合いによっては当日中に引き換えられない場合があり、その場合は損傷現金の一部または全部を引き取ってもらい、後日改めて持ち込むよう依頼することがあるとされています。
お札の通用に関する日本銀行の説明
日本銀行の「教えて!にちぎん」には、日本銀行法第46条第2項の「日本銀行が発行する銀行券は、法貨として無制限に通用する」という定めが紹介されています。ただし、このページの話題は支払いに使える枚数であり、破れたお札や汚れたお札の扱いには触れていません。


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