オリンピック種目としてまだまだ新しい種目、スポーツクライミングにおいて若き侍が登場!
その名は、安楽宙斗(あんらくそらと)!
現役高校生パリ五輪スポーツクライミング日本代表の安楽宙斗選手はどのようにして生まれたのか、出身地や出身中学、高校、彼の経歴、を通して彼のスポーツクライミング人生、そして今回のパリ五輪に出場するまでの道のり、意気込みについて、千葉県八千代市のホームページから引用しながら紹介していきたいと思います。
スポーツクライミング・安楽宙斗選手の出身は?
安楽宙斗選手の出身地は、千葉県八千代市です。
八千代市は、千葉県の北西部に位置する人口約20万人ほどの都市で、住宅団地発祥の地と言われています。
安楽選手の生年月日は2006年11月14日で年齢は17歳 (2024月10月14日現在)です。
スポーツクライミング・安楽宙斗選手の出身中学・高校は?
安楽宙斗選手の出身中学校は千葉県八千代市立大和田中学校、高校は千葉県立八千代高校で現在在学中です。
八千代高校の普通科は偏差値67で県内有数の進学校であり、国立大学への入学者も多いことで有名です。家庭科・普通科・体育科があり、安楽宙斗選手は普通科に通っています。
偏差値67の高校に進学するくらいですから、中学の時から勉強の方も頑張っておられたのだと思います。
現在も進学校に在学中なので勉強の方も大変だと思いますが、スポーツクライミングはクラブ活動としてではなく、学校の外で競技を行っているので、両立させていること自体が素晴らしいですね。
安楽宙斗選手のスポーツクライミングの経歴!
安楽選手スポーツクライミングとの出会いは、小学2年生のの夏休み前、父の武志さんと近所のクライミングジムに足を運んだところ、初日から「めちゃくちゃハマッた」のがきっかけだそうです。
ちなみに、武志さんがクライミングジムに通うようになったのはダイエットのためだったとか。
お父さんがダイエットしなかったら、宙斗選手のオリンピック出場もなかったかもしれませんね。
そのわずか4年後の2018年、当時小学校6年生の安楽選手が「第1回アクアバンクボルダリング小学生競技大会」で栄えある優勝を飾りました。
第1回アクアバンクボルダリング小学生競技大会で優勝し、市役所に報告。
左から父 武志さん、宙斗選手、服部市長(八千代市HPより引用)
◆安楽宙斗選手のスポーツクライミングにおける経歴を年代順にまとめてみました
2018年 | 小学校6年生の時に第1回ボルダリング小学生競技大会で優勝。同年、日本ユース選手権リード競技で7位、ボルダリングユース日本選手権で2位、JOCジュニアオリンピックカップ大会リードで1位に輝く。 |
2019年 | 第14回ボルダリングジャパンカップで67位、第32回リードジャパンカップで60位を記録。ユース選手権ではリード2位、ボルダー2位。 |
2020年 | ボルダリングユース日本選手権とリードユース日本選手権南砺大会でそれぞれ1位。 |
2021年 | リードユース日本選手権で1位、ボルダリングユースで3位。IFSC世界ユース選手権ヴォロネジでボルダー2位、リード1位。 |
2022年 | ボルダーリングジャパンカップで33位、リードジャパンカップで9位、ボルダー&リードジャパンカップで1位。IFSC世界ユース選手権ダラスでボルダー3位、リード1位。 |
2023年 | ワールドカップに初参戦し、同一シーズンでボルダーとリードの年間総合優勝を果たす。特に、IFSCクライミングワールドカップの各大会で複数の高位成績をマークし、ワールドカップでの複数の1位を含む素晴らしい成績を収める。 |
そして、2023年のパリオリンピック出場権をかけた「IFSCアジア大陸予選」では、2位の選手に圧倒的な差をつけ見事優勝。パリオリンピックの代表に内定しました。
アジア大陸予選を制しパリ五輪代表に内定した安楽宙斗選手(中央)
【引用元;CLIMBERS】
軽快に課題を登る安楽選手
【引用元;CLIMBERS】
全完登で100点満点中99.7点に達した安楽選手
【引用元;CLIMBERS】
~安楽選手が優勝しパリ五輪への切符を掴んだ時の動画(テレ東スポーツ)~
挫折から這い上がって得た五輪切符
安楽選手のことを、力いっぱいよじ登る風でもなく、長い腕で力を使わずに登っているようにみえることから「脱力系クライマー」と呼ばれています。
これは、他の選手よりも力をあまり使わない登り方をするということで安楽選手自身が言っていることでもあるのですが、ちょっと照れながら、「本当はちょっと違って感覚的なところもあり、細かい部分を正確に伝えるのは難しい」とのことです。
安楽選手は昨年、ワールドカップに初めて参加して、ボルダーとリードの二つの種目でトップになりました。しかし、世界選手権で五輪の出場権を獲得するためには3位以内に入らなければならず、結果は4位でした。「ちゃんと練習したのに、思うよういかなかった」。初めて大きな壁が立ちはだかった。これにより初めて大きな挫折を経験しました。
その悔しさをバネにして、筋力をつける特訓をして体全体を使って粘る力を身に着けた結果、それが功を奏して、11月の五輪アジア予選で優勝し、「花の都」への道を切り開きました。
~安楽選手がオリンピックへの抱負を語っている動画を紹介します(千葉ニュース)~
まとめ
パリ五輪スポーツクライミング代表、安楽宙斗選手の出身中学・高校・経歴についてみていきました。
スポーツクライミングはクラブ活動としてではなく学校の外で競技を行ううえ、高校が進学校で勉強も疎かにすることが出来ず、その中で両立しているだけでも凄いことですが、挫折を経験しながら這い上がるなど、日々の努力は計り知れません。
安楽宙斗選手は、まだ17歳 (2024月10月14日現在)なので、パリ五輪だけではなく、今後の日本のスポーツクライミングを牽引して行く選手として、活躍を期待したいですね。
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