昭和アニメの名作おすすめ人気作品を年代・ジャンル別に紹介

昭和アニメの名作おすすめ人気作品を年代・ジャンル別に紹介 エンタメ

昭和アニメの人気作品ひと目でわかる全体像

昭和アニメの名作を探すときは、「どの年代の作品か」と「どんなジャンルか」を分けて考えると選びやすくなります。

昭和は1989年までですが、テレビアニメが本格的に花開いたのは1963年以降です。なかでも1970年代から80年代を中心に、今も名前が挙がる作品が数多く生まれました。

人気ランキングは、ファンの投票で決まるものと、編集部が複数の視点で総合して並べるものとで、顔ぶれが少し変わります。ドラゴンボールはどちらでも2位に入っています。

この記事では、まず人気作品の全体像をつかみます。そのうえで年代別・ジャンル別の代表作、ルパン三世の見方、名作が生まれた背景、動画配信サービスでの探し方まで順に紹介します。

POINT 迷ったときは、ルパン三世 PART1、ドラゴンボール、機動戦士ガンダムの3本が入口になります。気分に合わせて、ほかのジャンルへ広げていくのがおすすめです。

まず押さえたい定番の人気作品

最初に、性格の異なる2種類のランキングを見てみましょう。

1つ目は、ファンの投票による「昭和アニメ人気ランキング」です。昭和(1963年〜1989年)に発表された作品が対象で、700人あまりが参加し、233作品が並んでいます。1〜100点で採点する方式で、投票の点数によって順位が決まります。

順位 作品名 平均点 ひとこと
1位 ルパン三世 PART1 80.0点 全23話。大人向けアニメの原点と紹介される怪盗活劇
2位 ドラゴンボール 76.8点 全153話。世界中で愛される冒険バトル

2つ目は、話題の広がり、作品としての完成度、長く愛されている度合い、初めての人へのすすめやすさの4つの視点で総合して並べた形のランキングです。こちらの上位は次のとおりです。

順位 作品名 放送開始 ひとことで言うと
1位 機動戦士ガンダム 1979年 戦争を描き、ロボットアニメを大人のものへ広げた作品
2位 ドラゴンボール 1986年 国境を越えて愛される王道バトル
3位 銀河鉄道999 1978年 列車で銀河を旅する叙情的なSFドラマ
4位 うる星やつら 1981年 宇宙人の少女ラムが登場するドタバタラブコメ
5位 北斗の拳 1984年 世紀末を舞台にした伝説の拳法アクション
6位 タッチ 1985年 甲子園と初恋を描いた青春スポーツ作品

2つのランキングを並べると、SF、バトル、ラブコメ、青春、大人向けの怪盗ものと、ジャンルが幅広いことがわかります。昭和アニメは、子ども向けだけに収まらない多彩さが魅力です。

ランキングの順位は、投票した人の年代や集計の方法で変わります。「この順位が絶対」というより、名作を見つけるための目安として使うのがよいでしょう。

迷ったときの選び方の早見表

「名作が多すぎて、どれから見ればよいかわからない」という方は、今の気分から選ぶ方法があります。下の表は、この記事で紹介する作品を気分別に整理したものです。

こんな気分なら おすすめ作品 選ぶ理由
骨太なSFを味わいたい 機動戦士ガンダム、銀河鉄道999 戦争の悲しさや、旅の中で描かれる命と別れがテーマ
熱い戦いを楽しみたい ドラゴンボール、北斗の拳、キン肉マン 強さの競い合いや名台詞など、勝負の見どころがはっきりしている
大人っぽい作品を見たい ルパン三世 PART1、シティーハンター、キャッツ・アイ 怪盗やスイーパーが活躍する、大人向けのアクション
笑いたい うる星やつら、Dr.スランプ アラレちゃん 学園やペンギン村で起こる大騒動が描かれる
家族でゆったり見たい 小公女セーラ、ペリーヌ物語 日曜夜などに放送された世界名作劇場で、逆境でも優しさを失わない主人公が描かれる
青春にひたりたい タッチ 双子と幼なじみの三角関係と、甲子園を目指す夏が中心

この表で気になる行が見つかったら、その作品の紹介を後半で読み進めてください。

初めての方は、まず最初の数話だけ見てみる方法もあります。合うかどうかを確かめてから続きを見れば、長いシリーズでも無理がありません。

ただし、北斗の拳のように刺激が強めの作品もあります。お子さんと見る場合は、事前に内容を確認しておくと安心です。

年代別に見る昭和アニメの代表作

年代別に見る昭和アニメの代表作

昭和アニメは、同じ「昭和」でも年代によって雰囲気が大きく違います。60年代は黎明期、70年代は大人も楽しめる作品が広がった時期、80年代は少年漫画原作やラブコメが並んだ時期、というように見分けると整理しやすくなります。

ここでは60年代・70年代・80年代の順に、代表作と特徴を見ていきましょう。年代を知っておくと、作品の絵柄や演出の違いにも気づきやすくなります。

年代の区切りは、放送が始まった年を目安にしています。シリーズによっては、数年にわたって放送されたものもあります。

1960年代:鉄腕アトム・鉄人28号など黎明期の作品

1960年代は、日本のテレビアニメが始まった黎明期です。「第1次アニメブーム」と呼ばれ、その火付け役になったのが、手塚治虫さん原作の『鉄腕アトム』でした。

鉄腕アトムは、日本初の本格的な週刊テレビアニメとして知られています。制作の進め方や、関連グッズの販売といったアニメ産業のしくみの土台を築いた、画期的な作品です。

この成功に続いて、さまざまなジャンルの作品が生まれました。代表例が、大リーグボールで人気を集めたスポーツ根性ものの『巨人の星』です。

日常のギャグを描いた『おばけのQ太郎』も、この流れの中で登場しました。アニメが家庭に広く浸透するきっかけになったと紹介されています。

黎明期の作品は、今の作品と比べて絵柄や動きがシンプルです。その分、物語の筋やキャラクターの魅力がまっすぐ伝わってくるのが味わいどころです。

昭和アニメの原点を知りたい方は、まず鉄腕アトムから触れてみるとよいでしょう。ここから70年代以降の広がりを見ると、アニメの歴史がつながって感じられます。

▶ 動画で確認:手塚プロ公式の鉄腕アトム(1963)

日本初の本格的な週刊テレビアニメ『鉄腕アトム』1963年版の映像を、権利元の手塚プロダクション公式チャンネルで見られます。黎明期の絵柄や空気感を確かめる材料として、この節に置きます。

出典:手塚プロダクション公式チャンネル「鉄腕アトム(1963)」(YouTube・約3分)

1970年代:ヤマト、世界名作劇場、ルパン三世の登場

1970年代の後半からは「第2次アニメブーム」が始まります。その先駆けになったのが『宇宙戦艦ヤマト』です。壮大な人間ドラマで、ファン層を大きく広げました。

続いて登場した『機動戦士ガンダム』は、リアルな戦争描写で「リアルロボット」というジャンルを確立しました。大人も楽しめるアニメの可能性を示した作品です。

1978年には、松本零士さん原作の『銀河鉄道999』が放送を始めました。少年・鉄郎と謎の女性メーテルが、列車で銀河を旅する物語です。

1975年に設立されたアニメ制作会社「日本アニメーション」も、70年代を語るうえで欠かせません。世界名作劇場をはじめとする作品を数多く手がけ、現在も再放送や配信で親しまれています。

この時期には、大人向けのアクション活劇として『ルパン三世』も登場しています。ハードボイルドな世界観とユーモアを合わせた作風で、のちの作品に大きな影響を与えたと紹介されています。

70年代は、SF、世界名作、大人向けの活劇と、方向性の違う名作が並んだ時代でした。この時代の作品は、ジャンルごとに後半で詳しく紹介します。

▶ 動画で確認:ヤマトよ永遠に REBEL3199 本予告

第2次アニメブームの先駆けとなった『宇宙戦艦ヤマト』の流れをくむ、権利元公式の最新作予告です。70年代に始まったシリーズが今も続いていることを、映像で感じられます。

出典:バンダイナムコフィルムワークス チャンネル「『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第七章 虹色の輪廻』本予告」(YouTube・約1分)

1980年代:少年漫画原作とラブコメが花開いた時代

1980年代は、昭和アニメの中でも作品数・人気ともに盛り上がった1970〜80年代にあたる時期です。『ドラゴンボール』『Dr.スランプ アラレちゃん』『キン肉マン』『聖闘士星矢』など、少年漫画誌で連載された人気漫画を原作にした作品が数多く放送されました。

ラブコメでは、1981年に『うる星やつら』、1985年に『タッチ』が放送を始めています。同じ時期の作品として『めぞん一刻』『きまぐれオレンジ☆ロード』も知られています。

大人向けのアクションでは、1983年に『キャッツ・アイ』、1987年に『シティーハンター』が始まりました。1988年には、グルメをテーマにした『美味しんぼ』も放送されています。

美味しんぼは、放送時期がバブル期とも重なります。会社にまだパソコンがなかったり、お金の使い方が豪快だったりと、時代の空気を感じられるという声があります。

女の子向けでは、1983年に『魔法の天使クリィミーマミ』が放送されました。当時、多くの女の子が夢中になった作品です。1985年には世界名作劇場の『小公女セーラ』も始まっています。

80年代の作品は、世界中で親しまれているものも多く、今の若い世代が見ても入りやすいものが少なくありません。親子で見比べるのも楽しいでしょう。

▶ 動画で確認:キン肉マン公式の予告映像

80年代少年作品の代表格『キン肉マン』の完璧超人始祖編について、公式チャンネルが公開した第2弾予告です。作品が今も新作として続く人気であることを、この節で紹介する作品の実例として示せます。

出典:キン肉マン 公式チャンネル「The second trailer for Kinnikuman Perfect Origin Arc」(YouTube・約2分)

ジャンル別おすすめ作品

ジャンル別おすすめ作品

ここからは、ジャンル別におすすめ作品を紹介します。年代で選んでも迷う場合は、好きなジャンルから入ると失敗が少なくなります。

SF・ロボット、80年代の少年作品、大人向けアクション、コメディ、世界名作劇場の5つに分けて、それぞれの見どころを整理しました。

各作品の放送年や話数は、見る前の目安として役立ちます。長いシリーズは、気になる作品の冒頭だけ試してみる方法もあります。

機動戦士ガンダム・宇宙戦艦ヤマトなどSF・ロボットの名作

SF・ロボットの代表格が『機動戦士ガンダム』です。1979年に放送が始まり、地球連邦とジオン公国の戦争を、少年アムロの視点からリアルに描きました。

ただ強いロボットが戦うだけではなく、戦争の悲しさや人の弱さまで描いた点が、アニメの表現を大きく広げたと言われています。監督は富野由悠季さんです。

ガンダムは、放送当時から大ヒットしたわけではありません。1年間52本の放送予定が、視聴率の面から42本で終わった経緯があります。

ところが、放送が終わってから人気が一気に広がりました。1981年から1982年にかけて、テレビシリーズを再編集した映画3部作が公開され、3本合わせて観客730万人を動員しています。

もう1つの柱が『宇宙戦艦ヤマト』です。第2次アニメブームの先駆けとなり、壮大な人間ドラマでファン層を広げた作品として語られています。

『銀河鉄道999』は、機械の体をもらえる星を目指す少年・鉄郎が、謎の女性メーテルと旅をする物語です。訪れる星ごとに、命や別れ、優しさが描かれます。

松本零士さんは、宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』などをヒントに構想を始めたと伝えられています。大人になってから見返すと、また違った印象になる作品です。

80年代にも、SF・ロボット系の作品が数多く登場しました。『機動戦士Zガンダム』『超時空要塞マクロス』『装甲騎兵ボトムズ』『機動警察パトレイバー』などが、80年代アニメの紹介で名前を連ねています。

宇宙を舞台にしたSFアクションとしては、『スペースコブラ』もあります。1982年から全31話が放送された、ハードボイルドな雰囲気の作品です。

POINT SF・ロボットを初めて見るなら、機動戦士ガンダムが入口になります。旅やドラマを重視するなら銀河鉄道999がおすすめです。

▶ 動画で確認:ヤマト最新作の公式予告編

SF・ロボットの名作として挙げる『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの最新作について、権利元が公開した本予告です。壮大な宇宙SFの雰囲気を、映像でつかんでもらえます。

出典:バンダイナムコフィルムワークス チャンネル「『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮』本予告」(YouTube・約1分)

ドラゴンボール・北斗の拳・キン肉マンなど80年代少年作品

80年代の少年作品として代表的なのが『ドラゴンボール』です。

山奥で暮らす少年・孫悟空が、7つ集めると願いが叶うドラゴンボールを探して旅に出る物語です。世界80か国以上の国と地域で放送され、世界規模の人気を誇ります。

『北斗の拳』は1984年に放送が始まりました。核戦争後の荒れ果てた世界で、北斗神拳の伝承者・ケンシロウが悪と戦います。「お前はもう死んでいる」などの名台詞が流行しました。

北斗の拳は、北斗の拳(109話)と北斗の拳2(43話)を合わせて152話あります。刺激は強めなので、見る人を選ぶ面もある作品です。

『キン肉マン』は1983年に放送が始まった、ギャグ要素のあるプロレス・格闘作品です。ゆでたまごさんの漫画が原作で、全137話にのぼります。

スポーツでは『キャプテン翼』(1983年)があります。この作品の影響で日本のサッカー競技人口が増えたと紹介されており、海外の著名な選手がサッカーを始めたきっかけになったとも言われます。

漫画で人気だった作品がテレビアニメとして広がった例といえます。

この系統の作品は、ストーリーが長く続くものが多く、全話を見るには時間がかかります。まずは冒頭の数話を見て、気に入ったら続きに進むのがおすすめです。

▶ 動画で確認:キン肉マン Go Fight! 公式映像

アニメの主題歌として親しまれてきた「キン肉マンGo Fight!」の公式映像です。熱い戦いが魅力の80年代少年作品の空気を、曲とともに味わえます。

出典:キン肉マン 公式チャンネル「Kinnikuman Go Fight! Official Video」(YouTube・約3分)

シティーハンター・キャッツ・アイなど大人向けアクション

大人向けのアクションとして、まず挙げたいのが『シティーハンター』です。北条司さん原作で、1987年4月から1988年3月まで全51話が放送されました。

主人公の冴羽獠は、「シティーハンター」と呼ばれるスイーパー(始末屋)です。相棒の槇村が組織に殺され、その妹・香がパートナーを引き継ぎます。

獠の女好きな性格のため、請け負う事件はすべて女性がらみです。笑える場面が多く、香が100tハンマーで止めるので後味が悪くならない、という声もあります。

続編も含めて1991年まで放送され、映画化もされました。TMネットワークのエンディング曲も有名です。海外でも人気があり、2019年にフランスで実写化されたほか、2024年にはNetflixで日本制作の実写版が配信されました。

『キャッツ・アイ』も、北条司さんの原作です。第1期は1983年7月から全36話、第2期は1984年10月から全37話が日本テレビ系で放送されました。

物語の主役は、喫茶店「キャッツ・アイ」を営む三姉妹です。彼女たちの正体は名画専門の怪盗で、世界的な画家だった父の遺作を取り戻し、父の死の謎を解くために動きます。

『スペースコブラ』は、ハードボイルドなタッチで描かれた宇宙海賊のSFアクションです。ジャズの味わいがある音楽など、大人の魅力を持つ作品と紹介されています。

ハードボイルドな世界観とユーモアが合わさった作品で、シリーズの見方は次の章で詳しく紹介します。

うる星やつら・Dr.スランプなど笑えるコメディ作品

コメディの代表が『うる星やつら』です。1981年10月に放送が始まった、高橋留美子さん原作のSFラブコメで、後のラブコメ作品に大きな影響を与えたとされています。

物語は、惚れっぽい高校生・諸星あたると、宇宙から来た鬼の少女・ラムを中心に進みます。友引高校を舞台に、騒ぎがどんどん大きくなっていきます。

この作品はリメイクもされていて、今の世代にも入りやすい作品です。笑えて、少しときめくラブコメを探している方に向いています。

『Dr.スランプ アラレちゃん』は、1981年に放送が始まった作品です。ペンギン村に住む発明家・則巻センベエ博士が、女の子型のアンドロイドのアラレちゃんを作るところから始まります。

アラレちゃんは無邪気でイタズラ好きで、毎日のように大騒動を起こします。空手チョップで地球を真っ二つにしてしまうほどの力を持つ、というとんでもない設定です。

キン肉マンも、ギャグ要素のある作品として、前の章で紹介しました。バトルとギャグを一緒に楽しみたい方は、あわせて見てみるとよいでしょう。

同じ時期の作品には、『おそ松くん』(1988年版)や『らんま1/2』なども80年代アニメの紹介に名前が挙がっています。気になった方は探してみてください。

小公女セーラ・母をたずねて三千里など世界名作劇場

家族で楽しみたい場合は、世界名作劇場の作品が候補になります。家族で楽しみたい場合は、世界名作劇場の作品が候補になります。日曜夜に放送されたものとして親しまれてきました。

『小公女セーラ』は1985年の1月から12月まで放送された、全46話の作品です。世界名作劇場の11作目で、フランシス・ホジソン・バーネットさんの小説『小公女』が原作です。

お金持ちの生徒として暮らしていたセーラは、父の死と破産で、屋根裏部屋に住む下働きになります。それでも、気高さや優しさを失わず、仲間のベッキーと励まし合う姿が描かれます。

『ペリーヌ物語』は1978年に全53話が放送された作品です。エクトール・アンリ・マロさんの小説『家なき娘』が原作で、家族を失いながらも、強い意志と優しさで居場所を見つけていく少女の物語です。

『母をたずねて三千里』も、日本アニメーションの1970年代の作品です。ねとらぼ調査隊が2024年1月に行った投票(937票)では、70年代の日本アニメーション作品の中で4位に選ばれました。

同じ投票の順位は、1位『未来少年コナン』、2位『ペリーヌ物語』、3位『フランダースの犬』、4位『母をたずねて三千里』、5位『赤毛のアン』、6位『はいからさんが通る』です。

1位の『未来少年コナン』は、1978年に全26話が放送されました。最終戦争で陸地の大半が海に沈んだ世界が舞台で、宮崎駿さんが演出を務めた冒険物語です。

これらの作品は、再放送やインターネット配信で現在も親しまれています。ゆったりと物語を味わいたい方には、世界名作劇場から入る方法があります。

POINT 世界名作劇場は、小公女セーラのように原作小説がある作品も多いのが特徴です。アニメを見たあとに原作を読み比べるのも楽しみ方の1つです。

▶ 動画で確認:小公女セーラ 第1話を公式で視聴

世界名作劇場『小公女セーラ』の第1話を、制作元の日本アニメーションが公式に公開しているものです。ミンチン学院での物語の始まりから、作品の雰囲気を確かめられます。

出典:日本アニメーション・シアター「A Little Princess Sara Episode 1 Minchin's School」(YouTube・約26分)

ルパン三世はどのシリーズが人気?見る順番のコツ

ルパン三世は、シリーズが多く、どこから見ればよいか迷いやすい作品です。ここでは、昭和のテレビシリーズを中心に見ていきます。

ファン投票による昭和アニメ人気ランキングでは、『ルパン三世 PART1』が1位でした。平均点は80.0点で、大人向けアニメの原点として紹介されています。

ルパン三世は、アルセーヌ・ルパンの孫である大泥棒が主人公です。相棒の次元大介、剣豪の石川五ェ門、謎の美女・峰不二子とともにお宝を狙い、ICPOの銭形警部が追いかけます。

ルパン一味と銭形警部の関係も見どころです。単なる追いかけっこではなく、お互いの腕を認め合う関係が描かれ、大人の視聴者を引きつけました。

見る順番に迷ったら、次のように考えるとスムーズです。

  1. まず、作品の原点を味わいたい人は『ルパン三世 PART1』(全23話)から見る
  2. 次に、PART1との雰囲気の違いを見たい人は、2ndシリーズに進む
  3. 80年代のにぎやかな冒険を楽しみたい人は、『ルパン三世 PART3』(全50話)に進む
  4. 気に入ったシリーズが決まったら、そのシリーズを最後まで通して見る

シリーズごとに、ルパンの上着の色や雰囲気が変わります。「どれから見ても楽しめる」と感じる方もいれば、特定のシリーズが好きになる方もいます。

PART1・PART3など代表シリーズの特徴

『ルパン三世 PART1』は、グリーンのジャケットのルパンで知られています。東京ムービーが制作し、初期は大隅正秋さんが監督を務めました。

リアル志向でシャープな作画や大胆なカメラアングル、ジャズの味わいがあるBGMが特徴です。当時のアニメにはなかったスタイリッシュな魅力を持つと紹介されています。

PART1が好きな人からは、クールでニヒルなルパン像や、シンプルで内容の詰まった物語が支持されています。「リアルタイムでは見ていないのに、しっくりきた」という声もあります。

『ルパン三世 PART3』は、1984年3月から1985年11月まで、読売テレビ・日本テレビ系列で全50話が放送されました。ピンクのジャケットの「新生ルパン」が登場します。

物語は、不二子の依頼で、アル・カポネが残した財宝を探すところから始まります。音楽は大野雄二さんが担当しました。

シリーズ 話数 特徴 こんな人に
PART1 全23話 グリーンのジャケット。ハードボイルドで、スタイリッシュな演出 原点から大人向けの活劇を味わいたい
PART3 全50話 ピンクのジャケット。80年代の新生ルパンで、世界のお宝を追う冒険 話数の多いシリーズを楽しみたい

どのシリーズが一番かは好みで分かれます。迷ったときは、PART1の最初の数話を見て、雰囲気が合うかを確かめるのがおすすめです。

昭和アニメブームの歴史と名作が生まれた背景

昭和アニメブームの歴史と名作が生まれた背景

昭和アニメに名作が多い理由は、この時代に、今の日本アニメの土台が生まれたからだと言われています。ジャンルや表現方法、ビジネスのしくみの原型が、この時期にできあがりました。

昭和の時代には、二度の大きな「アニメブーム」が起こりました。アニメをお茶の間のエンターテインメントとして定着させ、単なる子ども向けに留まらず、大人も楽しめる物語が生まれていきます。

作品を取り巻く環境も、時代とともに変わりました。1960年代はテレビで週に1度アニメを見るという習慣が生まれた時期でした。70年代後半からは、ファンの熱が社会現象にまで広がります。

名作が生まれた背景には、原作となる漫画や小説の存在も大きく関わっています。手塚治虫さん原作の『鉄腕アトム』や、人気漫画を原作にした作品などが、アニメとして広がっていきました。

こうした流れを知っておくと、作品を見るときに「なぜこういう作風なのか」が見えてきます。次に、2つのブームの違いを整理します。

第1次ブームと第2次ブームの違い

第1次アニメブームは、1960年代に起こりました。火付け役は『鉄腕アトム』で、制作体制や関連グッズの販売といった、アニメ産業の基本的なしくみをつくった作品です。

この時期は、スポーツ根性ものの『巨人の星』や、日常ギャグの『おばけのQ太郎』など、ジャンルが広がった時期でもあります。アニメが家庭に浸透するきっかけになりました。

第2次アニメブームは、1970年代後半から起こりました。アニメが社会現象へと進化した時期とされています。先駆けとなったのが『宇宙戦艦ヤマト』です。

『機動戦士ガンダム』は、リアルな戦争描写で大人にも広がりました。放送終了後にブームが起き、映画3部作の公開につながった点は、この時代を象徴しています。

その後、『ドラゴンボール』『Dr.スランプ アラレちゃん』『聖闘士星矢』『超時空要塞マクロス』『うる星やつら』など、多様な作品が登場しました。表現の幅が大きく広がった時期です。

項目 第1次ブーム 第2次ブーム
時期 1960年代 1970年代後半から
火付け役・先駆け 鉄腕アトム 宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム
主な特徴 週刊テレビアニメの確立。スポ根やギャグなどジャンルが広がる 社会現象へと進化。大人も楽しめる作品が増える
POINT 第1次ブームでアニメの土台ができ、第2次ブームで表現と層が広がったと覚えると、作品の位置づけがつかみやすくなります。

▶ 動画で確認:アトム誕生を描く1980年版

第1次ブームの火付け役となった『鉄腕アトム』の、昭和55年版にあたる第1話の英語吹替版です。権利元の手塚プロダクション公式で、ブームを築いた作品の描き方を実際に見られます。

出典:Tezuka Productions Official「[OFFICIAL]ASTRO BOY (1980)/ THE BIRTH OF ASTROBOY(ENGLISH DUB)」(YouTube・約25分)

昭和アニメが見られる動画配信サービス

昭和アニメは、動画配信サービスで見られる作品が多くあります。代表的なサービスとして、dアニメストア、U-NEXT、hulu、Amazonプライムビデオなどが挙げられます。

多くの作品は、サービスの月額料金だけで見放題になっています。一方で、作品によっては別料金のレンタルが必要になったり、専用チャンネルの有料プランが必要になったりします。

たとえば、ドラゴンボールや北斗の拳、キン肉マンは、東映アニメチャンネル(有料)でも配信されています。シティーハンターやクリィミーマミでは、dアニメストア for Prime(有料)が案内されていました。

また、キャプテン翼のように、新しい版の配信が中心になっている作品もあります。見たいのが昭和当時の版なのか、新しい版なのかを、見る前に確かめておきましょう。

サービス側の情報は、時期によって変わります。ここで紹介した内容は目安として受け取り、最新の配信状況は各サービスの公式サイトで確認してください。

配信サービスを選ぶときの確認ポイント

配信サービスを選ぶときは、まず「見たい作品が配信されているか」を確認しましょう。同じ作品でも、サービスによって配信の有無が分かれます。

たとえば、『美味しんぼ』はdアニメストアでは配信がなく、U-NEXTやhulu、Amazonプライムビデオでは配信がありました。『小公女セーラ』はhuluで配信がない、という具合です。

『タッチ』のように、大手4サービスでは配信が見つからなかった作品もあります。こうした作品は、専用のサービスや公式サイトを探す必要があります。

次のチェックリストを使うと、失敗を避けやすくなります。

  • 見たい作品名で、各サービスの検索窓を調べたか
  • 昭和当時の版か、新しい版かを確認したか
  • 月額料金に含まれるか、別料金のレンタルかを確認したか
  • 無料期間がある場合、期間と終了後の料金を確認したか
  • 家族で使う場合、同時視聴や対応端末を確認したか

よくある失敗は、「有名な作品だから、どのサービスにもあるだろう」と思い込んで契約してしまうことです。契約の前に、見たい作品が配信されているかを調べましょう。

見たい作品が複数ある場合は、配信作品の多いサービスを1つ選ぶ方法があります。見終わったら別のサービスに切り替える方法もあり、無理のない範囲で選んでください。

昭和アニメは、気になった1本から気軽に始められます。年代やジャンルを手がかりに、お気に入りの名作を見つけてください。

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