たらこは何歳から?離乳食・幼児食の自治体の案内を整理

たらこのイメージ 子育て

たらこを何歳から食べてよいかについて、今回確認した自治体の案内のうち、摂津市は「たらこやいくらのような魚卵」はアレルギーが出るケースがあるため2歳以降に様子を見ながら慎重に与える、と書いています。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)には、今回確認した範囲では、たらこや魚卵についての記述は見つかりませんでした。ここでは確認できた出典の記述だけを、出典ごとに整理します(2026年10月23日確認)。食物アレルギーが疑われる症状がみられた場合は、自己判断で対応せずに、必ず医師の診断に基づいて進めることが必要、と厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」に書かれています。

自治体の案内に書かれている、たらこの扱い

出典 たらこ・魚卵についての記述
摂津市「幼児期に注意が必要な食材」(こどもの食コラム) 「塩辛いもの」の項で、加工食品のような塩分が強いものは、湯通しして塩分を取り除いたり、少量だけ与えるようにする、と書かれています。続けて、たらこやいくらのような魚卵はアレルギーが出るケースがあるため、2歳以降、病院の開いている時間帯に様子を見ながら慎重に与える、たらこのように加熱できるものは火を通す、とされています。
大阪市「食物アレルギーについて」 乳幼児期は鶏卵、牛乳、小麦が原因となることが多く、この他に、幼児では魚卵やピーナッツ、木の実類のアレルギーも報告されている、と書かれています。

今回確認した出典のなかで、たらこ・魚卵を具体的な年齢で示していたのは摂津市の案内だけで、国のガイドには年齢の記述がありません。

生もの・加熱について

摂津市のコラムでは、生ものは原則3歳からとされています。理由として、消化器官の発達が未熟なので、と書かれています。また、新鮮で軟らかい刺し身なら2歳ごろから体調の良い時に少しずつ試してもよい、とも書かれています。この記述は刺し身や生卵についての項目です。

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」には、子どもは細菌への抵抗力が弱いので、調理を行う際には衛生面に十分に配慮する、食品は、子どもが口の中で押しつぶせるように十分な固さになるよう加熱調理をする、と書かれています。後半は食品の固さの目安としての記述で、離乳の進め方全般の内容です。たらこ個別の記述ではありません。

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」に書かれていること

  • 魚について、「魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へ」と進めていくと書かれています。
  • 調味について、離乳の開始時期は調味料は必要ない、離乳の進行に応じて食塩、砂糖など調味料を使用する場合は、それぞれの食品のもつ味を生かしながら薄味で調理する、と書かれています。
  • 今回確認した範囲では、このガイドに「たらこ」「魚卵」という語は出てきませんでした。

たらこの食塩相当量

文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」(食品成分データベース)では、すけとうだら「たらこ 生」は、可食部100g当たり、ナトリウム1800mg、食塩相当量4.6gと掲載されています。この数値は成分表に載っている食品としての値で、市販品ごとの値は商品の表示で異なる場合があります。また、今回確認した出典には、乳幼児が1回に食べてよい量を示した記述はありませんでした。

今回確認できなかったこと

  • 厚生労働省のガイドに、たらこを「何歳から」と示した記述は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。
  • 年齢を示した自治体の案内は摂津市の1件のみで、今回確認した自治体以外の案内は確認していません。
  • たらこメーカーの公式情報で、乳幼児への与え方を示したものは確認できませんでした。

参考にした資料

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