お正月に飾る鏡餅やみかん(橙)の意味や由来は？干し柿や三方も！

お正月にいつも鏡餅をスーパー等から買ってきて一応飾ってはいますが、なぜ鏡餅をお正月に飾るのか意味や由来を知りません^_^;

鏡餅だけではなく、みかん、干し柿、三方なんかもありますよね。

今回は、そんなお正月に飾る鏡餅、みかん、干し柿、三方の意味や由来に関して調べてみました。

お正月に飾る鏡餅の意味や由来は？

鏡餅には「歳神様の依代(よりしろ)」という意味があるそうです。

ちなみに依代とは、「魂が宿るもの」のことです。

そして歳神様とは「歳徳神(としとくじん)」とも呼ばれ、元旦に家々に新年の幸せをもたらすために高い山から降りてくる神様のことです。

昔の人は祖先の霊が田や山の神となり正月には歳神となって子孫の繁栄を見守ってくれていると考えられていたそうです。

鏡餅とはそんな大事な歳神様をお迎えするためのお供え物でもあり、歳神様の魂が宿るものとして重要な意味を持っているのです。

また、なぜ餅が選ばれたかというと餅は昔から「神様に捧げる神聖な食べ物」といわれてきたからです。
 

鏡餅の由来ですが、丸く平らで鏡の形に似ていることからこの名前になったそうです。

何でも昔の鏡は青銅製で円い形で祭具として使われ、特別な霊力があるといわれてきました。

現在でも神社に行くと円形の鏡を祭っている所が多くありますよね。

だから神仏にお供えをする際に、餅を丸く形どり、鏡に見立ててお供えするようになったと言われています。

鏡には神様が宿るといわれており、鏡を形どった餅を飾ることで１年を一緒に神様と祝うという意味が込められているのです。

鏡餅のみかん(橙)の意味や由来は？

では、鏡餅のみかんの由来と意味は何でしょうか？

鏡餅のみかんの意味は、「橙(だいだい)」という物の代わりにのせられているそうです。

橙は、果実が冬になっても木から落ちずに2～3年は枝についていることから「代々」と呼ばれるようになり、「橙」に変わったといわれています。

このことから、長く家が繁栄しますようにという意味や、不老不死の食べ物＝長く強い命の象徴として橙の代わりに今ではみかんを鏡餅の上にのせているそうです。

なぜ、橙ではなくみかんがのせられているかですが、これは橙よりもみかんの方が安価で手に入りやすいことからこの形になりました。

左が橙で、右がみかんです。似ていますね。

この橙の由来は昔の偉人が中国に渡った時に不老不死の果物だと持ち帰って、天皇へ献上したものとされています。

ちなみに鏡餅の上に乗せる橙は、葉の付いた橙が正式な飾り方なので、みかんや橙を購入する際は葉の付いたものを選ぶようにしてくださいね。
 

鏡餅の干し柿の意味や由来は？

鏡餅に干し柿は見たことがない人がいるかもしれませんが、以下のような形です。

干し柿を串に刺した「串柿」という飾りだそうです。

柿は縁起の良い長寿の木といわれているので、幸せをかき集める「嘉来」にちなんでいるそうです。

「嘉来」の意味は喜びと幸せが来るです。

また、柿を外側2個ずつ、内側に6個、串に刺していますが、これは外はニコニコ、中(仲)睦まじくのごろ合わせになっているようです。

由来というか昔から、鏡餅と橙と串柿で鏡と玉と剣の三種の神器を表しているそうです。

三種の神器とは、簡単にいうと日本の皇室に伝わる3つの宝物で鏡・剣・勾玉(まがたま)のことです。

この3つが揃うと強力な力を発するといわれています。

鏡餅の三方の意味や由来は？

鏡餅の三方とは、鏡餅を乗せる台のことです。

昔から尊い相手に物を差し上げるときには台に乗せることが礼儀であるといわれています。

鏡餅では神様をお迎えする礼儀として三方を使用するそうです。

ちなみになぜ三方というかというと、穴が台の三方向に空いているからだそうです。

お寺でも三方が使われ、お寺での由来は「仏・宝・僧」から来て「三方」と名付けたといわれているそうです。
 
 
以上、今回はお正月に飾る鏡餅やみかん(橙)・干し柿・三方の意味や由来を紹介しました。

鏡餅にこんな尊い意味があったなんて知りませんでした。

ちゃんと１つ１つに意味があって興味深かったです。

ぜひ意識して飾ってみてください☆彡

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